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仏経済、2020年は11%縮小へ=ルメール経財相
6月2日、フランスのルメール経済・財務相は、新型コロナウイルス危機と、それを受けたロックダウン(都市封鎖)で、今年は11%のマイナス成長になるとの見方を示した。パリで5月撮影(2020年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 2日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は2日、新型コロナウイルス危機と、それを受けたロックダウン(都市封鎖)で、今年は11%のマイナス成長になるとの見方を示した。
ルメール氏はRTLラジオに対し「(新型コロナ)ウイルスで大打撃を受け、国民の健康を守るため実効的な措置を講じたが、経済は3カ月にわたり実質まひ状態となった。それが成長率に反映されていく」と述べた。現在準備中の修正予算で成長率予想はマイナス8%からマイナス11%に修正される予定という。
フランスでは2日におよそ30万軒のカフェやバー、レストランが営業を再開する。ルメール氏はこれらの店舗について、固定費の一部をカバーするために年末まで政府の補助金を利用できると指摘した。その上で「社会的、経済的に最も厳しい局面はこれから訪れる」と警告した。
また航空宇宙業界に対する支援プログラムを来週用意し、その後はベンチャーや建設業界などへの支援策をまとめると明らかにした。
*内容を追加しました。