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日経平均は続伸、先物買い戻し主導 高値警戒感も強い

2020年06月02日(火)16時30分

1月29日、寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比93円61銭高の2万3309円32銭となり、3日ぶりに反発した。東京証券取引所で2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は続伸。前日の米国株式市場が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行した。その後も米株先物の軟調推移など悪材料を無視する形で上げ幅を拡大。一時2万2401円79銭まで上昇し2月26日以来3カ月超ぶりの高値を付けた。海外勢の先物買い戻しが主導する形で現物指数が上昇する流れが続いている。

日経平均は前営業日比113円13銭高の2万2175円52銭と続伸して始まった。黒人暴行死に対する米国内での抗議デモ拡大や米中対立の先鋭化に対する懸念など不安材料を抱えながらも米国株主要3指数が上昇して取引を終えたことが好感された。

急ピッチな上昇に対して高値警戒感は強まっているものの、海外勢の買い戻しを中心に終始堅調な地合いをキープ。日経平均は上げ幅を一時300円超に拡大した。

鉄鋼、銀行、輸送用機器などの出遅れ銘柄や、ソフトバンクグループ<9984.T>、ファナック<6954.T>など日経平均への寄与度の高い銘柄が堅調だった。市場からは「回転が効いている。物色の矛先を入れ替えながら上がっている」(アナリスト)との声が出ていた。

TOPIXも続伸。東証33業種では空運、医薬品を除く32業種が値上がり。値上がり率上位には証券、不動産、その他金融、機械、非鉄金属などが入った。

このほか個別銘柄では、 テクマトリックス<3762.T>が連日の年初来高値更新。6月30日現在の株主に対して7月1日付で、1対2の株式分割を実施すると1日に発表したことが好感された。

東証1部の騰落数は、値上がり1716柄に対し、値下がりが391銘柄、変わらずが62銘柄だった。

ロイター
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