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ユーロ加盟国、新型コロナ対応でECB依存なら無責任=ラトビア中銀総裁
2020年04月09日(木)01時38分
[フランクルスト/リガ 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるカザークス・ラトビア中銀総裁は8日、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が拡大する中、ユーロ圏各国政府が対応をECBに依存すれば、責任を果たしていないことになると述べた。
ユーロ圏財務相は5000億ユーロ規模の新型コロナウイルス対策を巡り16時間にわたり協議したが合意できず、協議は9日まで一時中断された。この協議でECBが新型ウイルス対応として最大1兆5000億ユーロの財政措置が必要になると主張していたことが、複数の当局者の話で明らかになっている。
カザークス総裁はロイターのインタビューに対し、ECBは必要に応じて景気支援策を拡充するなど、中銀としてできることは行う用意ができていると表明。ただ「ECB以外に誰も対応しない場合、無責任と言わざるを得ない」と述べ、ユーロ圏各国政府も対応するよう呼び掛けた。
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