ニュース速報
ビジネス
ECBの緊急債券買い入れ、上限撤廃は不要=オランダ中銀総裁
2020年03月28日(土)00時00分
[アムステルダム 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急の債券買い入れプログラムについて、国ごとの買入額上限を超える必要はないという考えを示した。
ECBの法律文書によると、新型コロナ拡大を受けた7500億ユーロ規模の緊急買い入れプログラムでは、1発行体当たりの買入額を発行残高の33%までとするルールを適用しない。
タカ派として知られる同氏は、ラガルドECB総裁が先週、ユーロ防衛のために「無制限」の量的緩和を確約したことに反対しており、「発行体の上限を議論するのはまだ早いと思う」と発言。
さらに「ユーロ圏全域で各国政府が新たな国債を大規模に発行しており、現存の制限内で数千億ユーロ超の資産を買い入れる十分以上な余地がある」と述べた。
また、買入額上限を適用しないという決定は、必要になった場合の選択肢を残しておくという意味だと説明した。
今、あなたにオススメ
新着