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日産、栃木工場でも一時生産停止 新型ウイルスで部品調達が停滞

2020年02月28日(金)13時32分

 2月28日、日産自動車が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国からの部品調達が停滞しているため、栃木工場(栃木県上三川町)での生産を3月3日に一時停止することが関係者への取材で分かった。写真はブリュッセルで1月撮影(2020年 ロイター/Francois Lenoir)

[東京 28日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国からの部品調達が停滞しているため、栃木工場(栃木県上三川町)での生産を3月3日に一時停止することが関係者への取材で分かった。同工場では、海外で販売している高級車ブランド「インフィニティ」の車両、「スカイライン」などを生産している。

2月に入り生産調整をすでに実施している子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)と日産車体の九州工場(同)でも、28日は生産を停止した。

これまでも日産自動車九州が2月の14日と17日に生産調整を行い、24日はすべての生産を停止した。今後3月3日も生産ラインを一時的に止め、生産量を抑える。

日産車体でも、予定していた休日出勤を取り止める方針をすでに示している。同社の湘南工場(神奈川県平塚市)はすでに実施した2月15日と22日に加え、今後は3月3日と7日も生産を停止。九州工場でもすでに2月15日、22日、24日の休日出勤を取り止めた。

日産の広報担当者は、各工場の詳細に関しては控えたが、部品調達の停滞に伴い「日本では特定の工場で一時的な生産調整を実施または計画している」と説明。「中国や日本以外の工場では影響は出ていない」といい、「引き続き状況を注視していく」と話している。

(白木真紀)

ロイター
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