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米企業、20年の利益成長横ばいに 新型肺炎拡大で=ゴールドマン

2020年02月28日(金)03時59分

ゴールドマン・サックスは27日、中国発の新型コロナウイルスの感染拡大により、米企業の2020年の利益成長率は平均で横ばいになるとの見方を示した。ニューヨークで2018年4月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[27日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは27日、中国発の新型コロナウイルスの感染拡大により、米企業の2020年の利益成長率は平均で横ばいになるとの見方を示した。

ゴールドマンは顧客向けノートで、S&P総合500種構成銘柄の2020年の基調的な1株利益予想を174ドルから前年比横ばいの165ドルに引き下げた。

第1・四半期の中国経済活動の大幅な低下や米輸出業者に対する需要減少、供給網の混乱、米経済活動の鈍化などを反映。「20年上半期の大幅な経済成長減速を想定している。ただ、20年下半期や21年には回復するだろう」とした。

一方で、より深刻なパンデミック(世界的流行)となれば、長期的な混乱や米国のリセッション(景気後退)につながる可能性があるとした。

また米10年債利回りが1%に低下すると仮定すると、S&P500は短期的に、2月19日に付けた終値ベースの最高値を14.4%下回る2900ポイント近辺まで下落することが見込まれると指摘。半面、米債利回りが1.5%に上昇すれば、S&P500は年末までに3400ポイントに達するとした。

ロイター
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