ニュース速報
ビジネス
ハイテク大手への新税制、G20で議論進展を期待=独財務相
ショルツ独財務相は19日、サウジアラビアで22─23日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、国際的な最低税率やハイテク大手への新税制を巡り進展を期待すると述べた(2020年 ロイター/ANNEGRET HILSE)
[ベルリン 19日 ロイター] - ショルツ独財務相は19日、サウジアラビアで22─23日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、国際的な最低税率やハイテク大手への新税制を巡り進展を期待すると述べた。
ショルツ氏はロイターとのインタビューで、G20会合での最も重要な議題の1つは、国際税制の公平化と各国間の競争回避だと指摘。経済協力開発機構(OECD)が先月、大手IT企業などへの新たな国際課税ルール策定に向けた協議を進めることに加盟各国が同意したと発表したことについて触れ、「G20財務相が、このような取り組みに対する継続的な支持を表明することにより、大きな前進を遂げることができる」と語った。[nL4N2A20RI]
G20で新型コロナウイルス対策で国際的な行動計画が協議されるのかとの質問には「必要に応じて行動の用意をすべきだが、現時点ではまだ進展を監視している。共通の問題に対して共に取り組むことに同意する必要はある」と答えた。
また新型コロナウイルスの感染は拡大しているが、ドイツ経済がリセッション(景気後退)入りする兆候はないとし、独政府は今年の国内総生産(GDP)成長率が1.1%になるとの予想を据え置いているとした。