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仏ルノー株下落、ムーディーズがジャンク級に格下げ

2020年02月20日(木)02時22分

[パリ 19日 ロイター] - 格付け大手ムーディーズは18日遅く、仏自動車大手ルノーの社債格付けをジャンク(投機的)級に引き下げた。これを受け、ルノーの株価は19日序盤の取引で2.3%安の30.2ユーロ(32.71ドル)と2012年半ば以来の安値を付けた。

ムーディーズは、ルノーが低調な2019年決算を発表したことを受け、信用格付けを「Ba1」に引き下げた。

ルノーは14日、10年ぶりとなる赤字決算を発表したほか、配当を引き下げた。

ムーディーズは「『Ba1』への格下げはルノーの2019年業績が大幅に低迷し、もはや『Baa3』のカテゴリーにふさわしくない水準になったことが契機となった」と説明。「グループの営業利益率がさらに低下するとの同社の2020年ガイダンスと市場環境の低迷が継続していることに基づくと、われわれはルノーが中期的に健全な営業利益率を回復できるとは見込んでいない」と指摘した。

ジェフリーズもルノー株の目標株価を38ユーロから28ユーロに引き下げ。「ルノーの利益低迷はしばらく続くだろう」とし、投資判断を「アンダーパフォーム」で据え置いた。

格付会社S&Pグローバル・レーティングはルノーを「クレジットウォッチ・ネガティブ」に指定。現在の投資適格級格付け「BBBマイナス」が引き下げられる可能性がある。

*内容を追加しました。

ロイター
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