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日本平均は反発、週末前に手控えムード 新型肺炎への警戒も
1月24日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は東京株式市場で昨年1月撮影(2020年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。引き続き中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が懸念されている。週末前ということもあり、大きくポジションを傾けづらかった。市場参加者の関心は来週から本格化する企業決算に向かっている。
日経平均は値ごろ感から押し目買いが入り反発して始まったが、追加の買い材料が見当たらず伸び悩んだ。前引けに向けて短期筋の利益確定売りなどが出てマイナス圏に沈んだが、下押しも限定的だった。
きょうは中国株式市場は春節(旧正月)休みで休場だった。香港株式市場も短縮取引となり、商いは薄かった。「中国国内を中心に新型肺炎の拡大が伝えられているが、中国市場が休場でセンチメントを見極めづらい。中国の連休明けまで手控えムードも出そうだ」(国内証券)との声も出ていた。
TOPIXはほぼ横ばいで、東証1部の売買代金も2兆円を割り込んだ。東証33業種では不動産、空運、陸運などが値上がり率上位に入った。半面、保険、証券、海運などが値下がりした。
個別では、日本電産<6594.T>が続落し、2.41%安で取引を終えた。同社は23日、2020年3月期の連結営業利益予想を前年比7.8%増の1400億円 (従来予想は1500億円)に下方修正したと発表。業績底打ち期待から寄り付きは買いを誘ったが、その後は売りに押された。
東証1部の騰落数は、値上がり524銘柄に対し、値下がりが1536銘柄、変わらずが99銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 23827.18 +31.74
寄り付き 23850.12
安値/高値 23,755.32─23,869.38
TOPIX<.TOPX>
終値 1730.44 -0.06
寄り付き 1733.72
安値/高値 1,726.32─1,733.95
東証出来高(万株) 96545
東証売買代金(億円) 18103.78