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中国、2019年FDIは前年比+5.8% 対外投資は減少
1月21日、中国商務省が発表した2019年の海外からの直接投資(FDI)は前年比5.8%増の9415億元となり、元換算の伸び率は2017年以来の大きさを記録した。写真は15日、上海の金融街で撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[北京 21日 ロイター] - 中国商務省が発表した2019年の海外からの直接投資(FDI)は前年比5.8%増の9415億元(1367億1000万ドル)となり、元換算の伸び率は2017年(7.9%増)以来の大きさを記録した。
商務省の銭克明次官は記者会見で、中国はFDIの額で引き続き世界第2位だったと述べた。
一方、同次官によると、中国による対外直接投資(ODI)は昨年、8.2%減の1106億ドルだった。
次官は、ODIは大部分がレンタル・商業サービス、製造業、流通、小売向けで、「バランスが取れた」構成になっていると述べた。
金融を除くODIは、当局が「無分別な」海外プロジェクトへの投資を厳しく制限したことから、2017年に大きく落ち込み、18年は0.3%の増加にとどまっていた。
次官はODIの13.6%に相当する150億ドルが広域経済圏構想「一帯一路」の沿線諸国に投じられたと明らかにした。
ODIは元換算で6%減の8079億5000万元だった。