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日経平均は4日ぶり反落、利食い売り 米中署名式前に様子見ムード
1月15日、東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落した。写真は東京証券取引所。2018年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落した。前日に高値圏で引けたこともあり、朝方から利益確定売りが出る展開。米中による「第1段階」通商合意の署名式を前に様子見ムードも強く、午後はマイナス圏で一進一退となった。
前日の米国株市場の主要3指数は、ダウが上昇した一方、ナスダック総合、S&P総合500種が下落した。米国が11月の米大統領選後まで対中関税を維持する見通しだという報道が上値を重くした。[nL4N29J43X]
日経平均は前日の取引で昨年来高値(2万4091円12銭)に迫るなど高値圏に来ていたことから、利益確定売りが出やすいタイミングだった。直近買われていた値がさの半導体関連や電子部品関連が売られた。
午後の日経平均は特段の材料が見当たらない中、下げ幅を拡大した場面があった。米中による第1段階通商合意の署名を控えて基本的に手控え姿勢で「待っている間にわざわざ買う必要はない」(国内証券)との声が出ていた。
TOPIXも4日ぶり反落。東証33業種ではゴム製品、鉄鋼を除く31業種が値下がり。値下がり率上位には非鉄金属、鉱業、電気機器、海運、機械などが入った。
個別では、IDOM<7599.T>が昨年来高値を更新。14日発表した2019年3─11月期の連結営業利益は前年同期比2.7倍の77億2800万円で、20年3月期の連結営業利益予想64億5000万円をすでに上回ったことなどが好感された。
一方、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>は反落。3月3日に世界同時発売を予定していた「ファイナルファンタジー7リメイク」の発売日を4月10日に延期すると15日に発表し、嫌気された。
東証1部の騰落数は、値上がり781銘柄に対し、値下がりが1256銘柄、変わらずが122銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 23916.58 -108.59
寄り付き 23923.48
安値/高値 23,875.82─23,997.39
TOPIX<.TOPX>
終値 1731.06 -9.47
寄り付き 1733.79
安値/高値 1,727.37─1,738.45
東証出来高(万株) 112253
東証売買代金(億円) 20168.13