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12月の独総合PMI速報値、4カ月連続50割れ 製造業が悪化
12月16日、IHSマークイットが発表した12月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、景況拡大と悪化の節目である50を4カ月連続で下回った。写真はフランクフルトで1月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 16日 ロイター] - IHSマークイットが発表した12月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、景況拡大と悪化の節目である50を4カ月連続で下回った。サービス部門が好調だったが、製造業の悪化で帳消しとなった。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは前月と同じ49.4。アナリストは49.9に改善すると予想していた。
IHSマークイットのフィル・スミス氏は「速報値は、ドイツ経済にとって厳しい年を弱い状態で締めくくることを示した」と述べた。
製造業PMIは43.4で、11月の44.1から低下し2カ月ぶりの低水準。
「製造業は引き続き民間セクターの生産を大いに圧迫している。12月は生産と雇用の減少が加速し、PMIは3カ月ぶりに悪化した。新規受注と輸出の持ち直しが引き続き救いだ」とスミス氏は述べた。
サービス部門PMIは、51.7から52.0に上昇し4カ月ぶり高水準となった。
「サービス部門は依然回復力があり、企業活動が一段と活発になり、企業の信頼感も改善している。ただ新年を控え、雇用トレンドの弱さが制約要因になりそうだ」と述べた。