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NY連銀、市場・金融サービスグループ責任者を指名

2019年12月13日(金)11時57分

[12日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀は12日、連邦準備理事会(FRB)の金融調節(オペ)を行う「市場グループ」と、銀行に決済サービスなどを提供する「金融サービスグループ」の責任者を指名した。

NY連銀は今年5月、市場グループの責任者サイモン・ポッター氏と金融サービスグループの責任者リチャード・ジーナ氏の退任を発表していた。

市場グループの責任者には、投資会社SPXキャピタルのシニアパートナー兼首席米国エコノミスト、ダリープ・シン氏が来年初めに就任する。

FRBの債券ポートフォリオ管理や金利政策の実施などを担う「システム・オープン・マーケット・アカウント(SOMA)」の責任者には、NY連銀幹部のローリー・ローガン氏を起用する。

シン、ローガン両氏はポッター氏が担当した業務を引き継ぐ。

金融サービスグループの責任者には、NY連銀に10年以上勤務するクリストファー・アームストロング氏が指名された。

シン氏は2011─17年に米財務省に勤務し、金融市場を担当したほか、国際問題担当の副次官補を務めた。

ローガン氏は1999年のNY連銀入行後、市場デスクで複数の幹部職を務め、FRBが金融危機下で用いた一部政策ツールの考案・実施に寄与した。

この秋に起きた米短期金融市場の混乱を受け、NY連銀は市場の信頼回復に取り組んでいる。

シン、ローガン両氏は、短期市場の安定に向けた長期的な対策を打ち出すうえで重要な役割を果たす見込みだ。

ロイター
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