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中国成長率、20─25年は5─6%の可能性=人民銀金融政策委員
2019年12月09日(月)08時11分
[北京 8日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の劉世錦委員は北京で行われた会議で、2020─25年の中国国内総生産(GDP)伸び率は5─6%になる可能性があると指摘する一方、中国の金融政策はすでにかなり緩和的になっており、潜在成長率を上回る成長を促進しようとすれば経済は崖から落ちる可能性があると指摘した。
同氏がソーシャルメディアへの投稿で明らかにした。
中国の第3・四半期GDPは前年比6.0%増と、伸び率は市場予想を下回り、約30年ぶりの低水準を記録。政府の今年通年の成長率目標である6.0─6.5%の下限に落ち込んだ。[nL3N2730MC]
内需鈍化や米国との貿易戦争で経済が圧迫されているものの、政府は高水準の債務を念頭に金融リスクが高まることへの懸念から大規模な景気刺激策には消極的な姿勢を示している。
人民銀の易綱・総裁は、先週掲載された記事で、中国は量的緩和(QE)を導入しないと表明し、穏健な金融政策を維持する方針を改めて示した。[nL4N28B029]
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