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米国株は小幅高、米中通商協議の進展待ち
12月5日、米国株式市場は小幅に上昇して取引を終えた。2018年10月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)
[5日 ロイター] - 米国株式市場は小幅に上昇して取引を終えた。米国が対中追加関税の発動を予定する12月15日が迫る中、米中通商協議の行方について見極めようと様子見ムードが広がった。
トランプ米大統領とムニューシン米財務長官は5日、米中通商協議は「軌道」に乗っており、「順調」に進んでいるとの認識を示した。
これを受けて主要株価3指数はいずれも、テクノロジー株がけん引する形でかろうじてプラス圏で終了した。
市場はここ数日、米中の「第1段階」の通商合意時期を巡る相反する報道を受けて不安定な展開となってきた。
キーターグループ(マサチューセッツ州)のマネジングパートナー、マシュー・キーター氏は「12月15日の展開を見極めて短期的な見通しについて何らかの手掛かりを得るまで市場はマイナス圏とプラス圏を行き来するだろう」と指摘した。
米民主党のペロシ下院議長は5日、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾手続きで、弾劾訴追状の作成を下院司法委員会に指示したが、市場はこれには反応薄だった。
この日は、S&P総合500種<.SPX>の主要11セクターのうち8セクターが上昇。素材株<.SPLRCM>の上げが目立った。一方、エネルギー株<.SPNY>は最大の下落率を記録した。
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この日発表された指標では、10月の米貿易赤字が縮小したほか、新規失業保険週間申請件数が減少するなど、米経済が依然として堅調であることが示された。
今後は6日発表の11月雇用統計が注目される。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は64億2000万株。直近20営業日の平均は67億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27677.79 +28.01 +0.10 27736.05 27745.20 27562.80 <.DJI>
前営業日終値 27649.78
ナスダック総合 8570.70 +4.03 +0.05 8587.93 8588.89 8541.92 <.IXIC>
前営業日終値 8566.67
S&P総合500種 3117.43 +4.67 +0.15 3119.21 3119.45 3103.76 <.SPX>
前営業日終値 3112.76
ダウ輸送株20種 10574.88 +0.30 0.00 <.DJT>
ダウ公共株15種 856.86 +1.06 +0.12 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1697.66 +6.21 +0.37 <.SOX>
VIX指数 14.55 -0.25 -1.69 <.VIX>
S&P一般消費財 945.56 -2.11 -0.22 <.SPLRCD>
S&P素材 371.50 +2.43 +0.66 <.SPLRCM>
S&P工業 672.74 +0.36 +0.05 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 637.57 -1.20 -0.19 <.SPLRCS>
S&P金融 495.88 +1.84 +0.37 <.SPSY>
S&P不動産 237.55 +0.13 +0.06 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 429.34 -2.14 -0.50 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1152.01 +0.34 +0.03 <.SPXHC>
S&P通信サービス 178.36 +0.69 +0.39 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1519.77 +5.91 +0.39 <.SPLRCT>
S&P公益事業 319.83 +0.06 +0.02 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.25億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23330 + 20 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23330 + 20 大阪比 <0#NIY:>
*誤字を削除して再送します。