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EU、清算機関の破綻巡る新規則に合意 波及リスクを抑制
2019年12月05日(木)03時07分
[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)は4日、クリアリングハウス(清算機関)の破綻に対応する新規則に合意した。世界的な金融システムにおける波及リスクを抑制することが狙いで、国際基準になる可能性がある。
新規則はEUを拠点とするクリアリングハウス16社が対象。清算・決済の大半は英国のロンドン証券取引所(LSE)グループ
新規則には欧州議会の承認が必要で、変更される可能性がある。
EUは破綻を巡る対応手順を明確化することで合意。救済時にクリアリングハウスに対してより大きな財政負担を課す一方、銀行など清算参加者の負担を軽減する。
新規則の下では、清算参加者からの財政支援が必要な措置を実施する前に、クリアリングハウスは自社の資金で損失を補填することが義務付けられ、規制当局によって積み立てが求められている金融危機時の拠出金が資本の最大25%から50%に引き上げられる。
今回の合意によると、新規則は発効日から2年後に適用される。
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