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中国、偽ニュース取り締まり強化へ 「ディープフェイク」に警戒
2019年11月30日(土)03時36分
29日、中国サイバースペース管理局(CAC)は、インターネットで配信される動画などのコンテンツを巡る新たな規制を導入すると発表した。写真は2018年9月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)
[北京/上海 29日 ロイター] - 中国サイバースペース管理局(CAC)は29日、インターネットで配信される動画などのコンテンツを巡る新たな規制を導入すると発表した。新たな規制は来年1月1日付で施行され、人工知能(AI)や仮想現実(VR)などを利用して作成された「フェイク(偽)ニュース」の配信などが禁止される。
中国のインターネット検閲当局であるCACは前週、オンラインでビデオや音声コンテンツを提供するプロバイダーに規制導入を通達。CACがウェブサイトに掲載した文書によると、AIやVRを利用して作成されたコンテンツにはその旨を明記することを義務付け、明記がない場合は刑事罰の対象とする。
CACは特に「ディープフェイク」問題に懸念を表明。AIなどを利用して本物と見分けがつかないほど巧妙な動画が作成できるディープフェイク技術について、「国家安全を危険にさらし、社会の安定と秩序を乱し、他者の権利と利益の侵害につながる」と警告した。
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