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南アCPI上昇率、10月は前年比+3.7% 8年ぶりの低い伸び

2019年11月20日(水)19時13分

[ヨハネスブルク 20日 ロイター] - 南アフリカ統計局が発表した10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比3.7%で、9月の4.1%から鈍化した。2011年2月以来の低い伸びだった。

前月比の上昇率は0.0%。9月は0.3%だった。

統計局によると、ガソリン価格が4.9%下落したことが背景。他の製品の価格も大半が下落した。

コアインフレ率(食品、ノンアルコール飲料、ガソリン、エネルギーを除く)は前年比4.0%。9月も4.0%だった。前月比では0.1%で、9月の0.2%から鈍化した。

南ア中銀は21日、今年最後の金融政策決定会合で金利据え置きを決定する見込み。ロイターが先週まとめたエコノミスト調査では、28人中21人が金利据え置きを予想した。残りの7人は25ベーシスポイント(bp)の引き下げ。

BNPパリバのエコノミスト、ジェフリー・シュルツ氏は「インフレ率が予想を下回ったことで、あすの利下げの可能性は高まったと言える。ただ、中銀の基本的な前提は、健全な実質金利のバッファーを維持することで、緩和政策にはタイトな財政政策が必要だ」と述べた。

ロイター
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