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トルコ鉱工業生産、9月は前年比+3.4% 13カ月ぶりにプラス

2019年11月14日(木)18時36分

[アンカラ 14日 ロイター] - トルコ統計局が発表した9月の鉱工業生産指数(日数調整後)は前年比3.4%上昇し、13カ月ぶりに上昇に転じた。トルコ経済が、昨年の通貨急落に伴う低迷から回復する兆しがでてきた。

ロイターがまとめた市場予想は前年比3.55%上昇だった。

統計局によると、前月比(日数・季節調整後)では3.2%上昇だった。

トルコ経済は、第1・四半期が前年比で2.4%のマイナス成長で、第2・四半期は1.5%にマイナス幅が縮小した。インフレ率の低下や、7月以降で1000ポイントにおよぶ中銀の利下げで、需要が回復し始めている。

統計局によると、鉱工業生産指数は8月が前年比3.6%低下、7月は同1.1%低下。第3・四半期は前年比0.4%低下だった。

キャピタル・エコノミクスのジェイソン・タベイ氏は、鉱工業生産の回復は「経済がより堅調な状況で第3・四半期を終えたことを示唆し、さらにタイムリーなデータは、今後数カ月の一段の回復を示している」とし「今後数四半期の成長率は5─6%になる可能性がある」と述べた。

ロイター
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