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英ブレグジット党、候補擁立で一段の譲歩を拒否
11月14日、欧州連合(EU)離脱を訴える英ブレグジット党のファラージ党首(写真)は、来月12日の総選挙について、労働党が前回の選挙で僅差で勝利した選挙区に候補を擁立しないよう求める声が出ているが、そうした要求を拒否すると表明、ブレグジット党の目標は議席を獲得し、EU離脱を巡るジョンソン首相の責任を問うことだと述べた。写真はイギリスのイルフォードで13日撮影(2019年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)離脱を訴える英ブレグジット党のファラージ党首は14日、来月12日の総選挙について、労働党が前回の選挙で僅差で勝利した選挙区に候補を擁立しないよう求める声が出ているが、そうした要求を拒否すると表明、ブレグジット党の目標は議席を獲得し、EU離脱を巡るジョンソン首相の責任を問うことだと述べた。
ファラージ党首は11日、保守党が前回の選挙で勝利した317の選挙区に候補を擁立しない方針を表明。これを受けて保守党が過半数議席を獲得する可能性が出てきたが、ファラージ党首はこれ以上の譲歩を拒否している。
候補を取り下げる期限は14日1600GMT(日本時間15日午前1時)。
ファラージ党首は「保守党が望んでいるのは、保守党の過半数議席獲得であり、EU離脱派の過半数議席獲得ではない」とし「我々は保守党の責任を問うため、議会に党員を送る必要がある」と発言。
「我々が(労働党の)主要な対立候補になっている選挙区もあれば、(保守党が)労働党の主要な対立候補になっている選挙区もある。そうした点を踏まえて(保守党と)合意を結べた可能性はあったが、保守党はブレグジット党の議席獲得を望まなかった」と批判した。