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日経平均6日続伸、半導体関連が引き続き堅調 TOPIX反落

2019年10月28日(月)16時17分

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日続伸し、連日の年初来高値更新となった。前週末の米国株市場の流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。高値では利益確定売りなどが上値を抑えたものの、売り材料は見当たらず、取引時間中を通じてしっかりした動きとなった。東証1部の売買代金は節目の2兆円を下回り、薄商いだった。

市場からは「先週はフィラデルフィア半導体指数が過去最高値を更新し、海外株高を牽引した。米中貿易摩擦は緩和方向で、為替も円安基調で推移している。過熱感が警戒されているものの、直近の状況を踏まえると、リスクオンが勝っている」(国内銀行系証券)との声が出ていた。

東京市場でも半導体関連は堅調。アドバンテスト<6857.T> 、SUMCO<3436.T> 、SCREENホールディングス<7735.T> 、東京エレクトロン<8035.T> などが年初来高値を更新した。信越化学工業<4063.T>は寄り付きで年初来高値更新後に反落。利益確定売りが強まった。

TOPIXは反落。東証33業種では、保険業、水産・農林業、食料品が値下がり率上位に入った。一方、ゴム製品、海運業、証券業などは買われた。

個別では、スルガ銀行<8358.T>が大幅高。ノジマ<7419.T>が25日、スルガ銀大株主のエス・ジー・インベストメントなどの創業家とファミリー企業から、同行株約3129万株(議決権比率13.52%)を取得する契約を締結したと発表。市場からは「脱創業家が評価されている」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がりが1096銘柄に対し、値下がりが958銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22867.27 +67.46

寄り付き    22854.44

安値/高値   22830.57─22896.22

TOPIX<.TOPX>

終値       1648.43 -0.01

寄り付き     1651.13

安値/高値    1648.09─1652.75

東証出来高(万株) 101465

東証売買代金(億円) 18180.24

ロイター
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