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ボーイング、第3四半期は減益 米で737MAX年内承認の見通し

2019年10月24日(木)11時47分

米ボーイングが23日発表した第3・四半期決算は墜落事故を起こした旅客機「737MAX」の運航停止が長引いていることが響き、53%の減益となった。ワシントン州エベレットで2017年1月撮影(2019年 ロイター/Alwyn Scott)

[23日 ロイター] - 米ボーイングが23日発表した第3・四半期決算は墜落事故を起こした旅客機「737MAX」の運航停止が長引いていることが響き、53%の減益となった。

ただ、同型機の運航再開について、第4・四半期に米規制当局から承認が得られるとの見通しを改めて示したことから、同社株は1%上昇した。

このほか「787ドリームライナー」の生産削減や、777型機の後継「777X」の納入開始の延期なども発表した。

シーポート・グローバルのアナリスト、ジョシュ・サリバン氏は、737MAXの運航が第4・四半期中に再開されるとの見通しで、787型機の生産削減などのマイナスのニュースが相殺されていると指摘。「787型機の生産削減は主に米中通商交渉に関連している公算が大きい」とし、このため「向こう1年間で改善する可能性がある」と述べた。

第3・四半期は中核的営業利益は8億9500万ドル(1株当たり1.45ドル)と、前年同期の18億9000万ドル(同3.58ドル)から大きく減少した。

純現金収支はマイナス28億9000万ドル。前年同期はプラス41億ドルだった。

737MAXの運航再開時期について、欧州航空安全局(EASA)は早ければ来年1月にも認める可能性があるとしており、今年第4・四半期の再開見通しとずれがあるほか、ユナイテッド航空、アメリカン航空グループ、サウスウエスト航空などの大手米航空会社は来年まで運航再開を予定していない。

デニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は、アナリストとの電話会見で、海外の規制当局からの承認が遅れる可能性について聞かれ、「管轄地域によって承認時期は異なる可能性がある」と語った。

その上で、「737MAXの安全な運航再開が引き続き最優先事項となっている。これに向けた進展はみられている」と述べた。

ただ、運航再開の見通しが変化した場合は、737の生産削減、もしくは生産停止を検討する可能性があると述べた。

ボーイングは双通路(ワイドボディー)機の777Xについて、初めてのテスト飛行を2020年初旬に実施する計画は変更しなかったが、納入開始時期は21年初旬に延期。787ドリームライナーについては、20年終盤から約2年間の毎月の生産機数を12機に削減する。

※内容を追加しました。

ロイター
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