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前場の日経平均は続落、半導体関連が弱い 中国株安も心理圧迫

2018年11月16日(金)12時10分

11月16日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比112円71銭安の2万1690円91銭となり、続落となった。写真は東京証券取引所で2015年7月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比112円71銭安の2万1690円91銭となり、続落となった。決算内容がさえなかった米エヌビディアの株価が時間外取引で大幅に下落。日本でも半導体関連の売りが先行した。上海株がマイナス転換したことも投資家心理の悪化につながった。

個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984.T>が3%超下落し、1銘柄で日経平均を約30円下押しする要因となった。同社設立の「ビジョン・ファンド」がエヌビディア株を保有している。「ビジョン・ファンドをけん引する銘柄の一つであるエヌビディア株の下落は心理的なインパクトが大きい」(アイザワ証券のアナリスト、阿部哲太郎氏)との指摘があった。

TOPIXは0.62%安。東証1部の午前中の売買代金は1兆1094億円。セクター別では、その他製品、金属製品、ゴム製品などが下落率上位に入った。半面、上昇率トップは鉱業で、保険、陸運なども買われた。

市場からは「地合いは弱め。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉も難航しているもようで、週末ということもあり、様子見ムードにもなりやすい」(国内証券)との声も出ていた。

東証1部の騰落率は値上がり460銘柄、値下がり1567銘柄、変わらずが83銘柄だった。

ロイター
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