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英EU離脱問題で生産性向上の取り組みが遅延=ハルデーン中銀理事
2018年11月10日(土)07時56分
[ブリストル(英国) 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事は9日、英国の欧州連合(EU)離脱問題で、生産性と生活水準の向上に対する政府、および企業の注意がそがれているとの認識を示した。
英政府は前月、ハルデーン理事を生産性向上に向けた政府タスクフォースの責任者に任命。同理事は英南西部のブリストルで開かれた公開フォーラムで、現在も2008年の金融危機のころの水準で低迷している生産性の伸びを押し上げるための長期的な取り組みが、EU離脱(ブレグジット)に向けた準備で滞っていると指摘。「政府だけでなく企業の間でも、ブレグジットによりエネルギーが吸い上げられている」と述べた。
その上で「ブレグジットへの対応で政府、および企業の計画は後回しにされているが、ブレグジットを巡る合意が得られた後は、後回しにされていたプロジェクトが推進されることを望んでいる」と語った。
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