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米株主要3指数が下落、原油安や中国経済の鈍化懸念で
11月9日、米国株式市場は主要3指数が下落して取引を終えた。原油価格が下げを強めたほか、新たな指標で中国経済の鈍化が示されたことが背景。ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/ANDREW KELLY)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数が下落して取引を終えた。原油価格が下げを強めたほか、新たな指標で中国経済の鈍化が示されたことが背景。
原油価格は、供給拡大と世界経済の鈍化の兆しを受けて1%近く下落した。
インデペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「原油が市場を揺らしている。原油価格がさらに下げれば、世界経済の成長が鈍化する新たなサインだ」と指摘した。
前日に2.2%下落したS&Pエネルギー株指数<.SPSY>は0.4%続落した。
ルーソルド・グループの首席投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は、株価について「10月の安値を下回るだろう。経済成長は鈍化しているが、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを止めるほどの鈍化ではない」と述べた。
投資家はリスク取りに消極的になっているもようで、S&P情報技術株指数<.SPLRCT>は1.7%下落。アップル
セクター別では主要消費財株<.SPLRCS>が0.5%高で上昇率トップ。公益事業株<.SPLRCU>や不動産株<.SPLRCR>も小幅高だった。
中国国家統計局が発表した10月の生産者物価指数(PPI)上昇率は前年比3.3%で、9月の3.6%から鈍化した。鈍化は4カ月連続で、米国との貿易摩擦が経済を圧迫していることが浮き彫りになった。これを受け、世界の主要株式市場が下落した。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.22対1の比率で上回った。ナスダックでは2.95対1で値下がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄では29銘柄が52週高値を更新し、8銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄は46銘柄が新高値を付け、113銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は79億3000万株。直近20営業日の平均は83億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25989.30 -201.92 -0.77 26149.11 26161.49 25882.91 <.DJI>
前営業日終値 26191.22
ナスダック総合 7406.90 -123.98 -1.65 7468.51 7474.34 7349.49 <.IXIC>
前営業日終値 7530.89
S&P総合500種 2781.01 -25.82 -0.92 2794.10 2794.10 2764.24 <.SPX>
前営業日終値 2806.83
ダウ輸送株20種 10517.21 -143.45 -1.35 <.DJT>
ダウ公共株15種 738.23 -5.50 -0.74 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1229.05 -23.18 -1.85 <.SOX>
VIX指数 17.36 +0.64 +3.83 <.VIX>
NYSE出来高 9.69億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22150 - 120 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22125 - 145 大阪比 <0#NIY:>