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EU当局、無秩序離脱時のデリバティブの扱いで規則修正を提案

2018年11月09日(金)16時28分

 11月9日、欧州連合(EU)の市場監督機関である欧州証券市場監督機構(ESMA)は、来年3月に英国が合意なしにEUを離脱した場合、数兆ユーロ規模のデリバティブ(金融派生商品)の決済が行われずに混乱する事態を避けるため、ルールの一時的な修正を提案した。写真はブリュッセルで10月撮影(2018年 ロイター/Francois Lenoir)

[ロンドン 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)の市場監督機関である欧州証券市場監督機構(ESMA)は、来年3月に英国が合意なしにEUを離脱した場合、数兆ユーロ規模のデリバティブ(金融派生商品)の決済が行われずに混乱する事態を避けるため、ルールの一時的な修正を提案した。

提案は、未決済の店頭(OTC)デリバティブポジションをロンドンからEU域内に移す(更改する)ため、銀行に離脱日から1年間の猶予を与えるというもの。

こうした措置が取引の清算事由にはならないとしている。

最終顧客の承認は必要だが、カウンターパーティは合意なしの離脱に備え、取引を移行するための措置を取り始めることができるという。

提案内容は業界が求めていた既存の取り扱いを一定期間認める「グランドファザリング(経過措置)」よりは弱めの内容。

ESMAは一般的なグランドファザリングは適切ではなく、この問題の緊急性を考え、提案に関する意見の公募は行わないとしている。

イングランド銀行(英中央銀行)は10月、「クリフエッジブレグジット(英国の無秩序なEU離脱)」リスクからクロスボーダーの金融サービスを守るためEUに一段の行動を求めた。

ロイター
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