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ドル113円後半、1カ月ぶり高値から小幅反落

2018年11月09日(金)15時35分

 11月9日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の113円後半だった。早朝に114.09円まで上昇し10月5日以来、約1カ月ぶり高値をつけたが、114円台では個人証拠金取引(FX)を含む短期筋の利益確定売りに押された。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の113円後半だった。早朝に114.09円まで上昇し10月5日以来、約1カ月ぶり高値をつけたが、114円台では個人証拠金取引(FX)を含む短期筋の利益確定売りに押された。日本や中国を含むアジア株が軟調で、ドルの上値の重さが意識された。

ドルは1カ月ぶり高値をつけた後、まもなく113円台に下落。その後は短期筋の利益確定売りに押され113.83円まで下落したが、下げ幅は小幅にとどまった。

ドルが下落幅を拡大しなかった背景には、ユーロの弱さがある。

ユーロ/円は一時129.19円、ユーロ/ドルは1.1341ドルまで下落した。

ユーロ売りの材料は前日、欧州委員会が示したユーロ圏やイタリアの経済見通しだ。

欧州委のイタリア成長率予想は総じて同国政府の予想を下回り、財政赤字の対GDP比率についても、20年の政府見通し2.1%に対し3.1%と予想、EUが加盟国に求める3%の基準に抵触すると見込んでいる。ユーロ圏については来年の成長率見通しを引き下げ、20年まで減速が続くとの見方を示した。

「ドルがユーロに対して強くても、ユーロ/円に下方圧力が働いているので、ドル/円も伸びも抑制されがちだ」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

テクニカル的にもユーロは正念場。今年8月、10月の2度、下値を支えた1.13ドル台を割り込めば下抜けが鮮明となって下げ足を速める可能性があり「急激なユーロ安が市場心理を不安にさせ、イタリア問題がよりクローズアップされるリスク」(邦銀)もあるという。

米国のペンス副大統領が12─13日に来日する予定で、為替市場で関心を集めている。

ペンス副大統領は10月4日の講演で、中国があらゆる手段を講じて米国に内政干渉していると非難。南シナ海で無謀な行動を取っているとし、同海域での海洋進出の動きをけん制した。

「ペンス氏が安倍首相を表敬訪問した際に、何が話されるのかに興味がある」(国内銀)との声が聞かれた。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 113.90/92 1.1346/50 129.26/30

午前9時現在 113.94/96 1.1366/70 129.53/57

NY午後5時 114.06/07 1.1362/65 129.60/64

(為替マーケットチーム)

ロイター
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