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前場の日経平均は反落、米金利上昇に警戒感
11月9日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比148円66銭安の2万2338円26銭となり反落した。写真は都内で10月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比148円66銭安の2万2338円26銭となり反落した。前日大幅高の反動で朝方から利益確定売りが先行した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米金利上昇も警戒され、金利に敏感な海外短期筋から先物売りが出たとみられている。下げ幅は200円を超える場面もあったが、一時1ドル114円台まで進んだ円安が支えになり、前引けにかけてやや下げ渋った。
TOPIXは前日比0.17%安で午前の取引を終了。東証1部の前場の売買代金は1兆2909億円だった。セクター別では石油・石炭、鉱業、非鉄、機械などが下落率上位に並んだ。一方、空運、陸運、水産・農林などは堅調だった。中小型株が比較的底堅く、東証1部の騰落数は値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回った。市場では「米金利の動向には今後も要注意だが、日本株にとっては円安が支援材料になる。ここから大きく崩れる展開も想定しにくい」(カブドットコム証券投資ストラテジストの河合達憲氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1105銘柄に対し、値下がりが913銘柄、変わらずが94銘柄だった。