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米SEC、テスラに召喚状 モデル3生産予測巡り
11月2日、米テスラは、同社が2017年に示したセダン「モデル3」の生産見通しを巡り、米証券取引委員会から召喚状を受け取ったことを明らかにした。カリフォルニア州サンタモニカで10月撮影(2018年 ロイター/LUCY NICHOLSON)
[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ
テスラは、現在継続中の調査で、不正行為があったと結論付けた政府機関はないとしている。
ペッパー・ハミルトンのパートナーで、元SEC部門長のジェイ・ダブロー氏は「見通しが事実に基づくものだったかどうかを、SECが調べているようだ」「仮に見通しが裏付けもなく、意図的か無謀にまとめられたと判明すれば、SECが新たな行動に踏み切る可能性もある」と指摘した。
テスラはSECへの提出書類で、「政府が執行措置を取ると決定した場合、当社の事業、経営業績、見通し、キャッシュフロー、財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性がある」と述べた。
先週には、モデル3の生産予想に関する召喚状を受け取っていないと説明。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれに先立ち、テスラがモデル3の生産見通しを巡り、投資家に誤解を与えた疑いで米連邦捜査局(FBI)から刑事捜査を受けていると報じていた。
広報担当者は先月、司法省からモデル3の生産予測に関する資料を求められたと述べていた。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、テスラの株式非公開化計画を巡るツイッター投稿で投資家を欺いたとして、米証券取引委員会(SEC)に提訴されたが、罰金の支払いと会長職から3年間退くことで9月末に和解した。
テスラ株は午後の取引で0.1%近く下落した。
*内容を追加しました。