ニュース速報
ビジネス
前場の日経平均は続落、中国株高支えに安値からは持ち直し
10月22日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比69円54銭安の2万2462円54銭となり、3日続落となった。外部要因が投資家心理を圧迫し一時250円超の下落となったが、上海株の堅調推移が安心感を誘い下げ幅を縮小した。写真は東京証券取引所で11日撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比69円54銭安の2万2462円54銭となり、3日続落となった。外部要因が投資家心理を圧迫し一時250円超の下落となったが、上海株の堅調推移が安心感を誘い下げ幅を縮小した。
米国が旧ソ連との間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約から離脱すると表明するなど対ロシアで強硬姿勢を示し、地政学リスクが意識された。朝方は売り方の19日安値(2万2212円57銭)近辺を試す動きなどで下げ幅を拡大したが、上海株が寄り付きから堅調に推移したことで、買い戻しを余儀なくされたという。
市場からは「米国のINF廃棄条約からの離脱は好材料ではないものの、マーケットの一部では織り込みが進んでいたもようだ」(SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏)との指摘もあった。
TOPIXは0.49%安。東証1部の売買代金は9292億円。セクター別では水産・農林、鉱業、食料品などが値上がり率上位。半面、石油・石炭、精密機器、医薬品などが弱かった。
東証1部の騰落数は、値上がり747銘柄に対し、値下がり1240銘柄、変わらずが121銘柄だった。