ニュース速報
ビジネス
ドル112円半ば、じり高 上海株高や日経平均の下げ幅縮小で
10月19日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の112円半ば。朝方に安値112.14円を付けた後、じりじり上昇。午後は上海株価指数の堅調推移や日経平均の下げ幅縮小などを手掛かりに上値を伸ばした。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)
[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の112円半ば。朝方に安値112.14円を付けた後、じりじり上昇。午後は上海株価指数の堅調推移や日経平均の下げ幅縮小などを手掛かりに上値を伸ばした。
午後の上海株はプラス圏で推移。一時400円安となった日経平均が下げ幅を縮小したことも安心感を誘い、ドルは一時112.49円まで買い進められた。
前日はイタリア予算案を巡る欧州連合(EU)当局の警告や英国のEU離脱問題に対する不透明感、中国の景気先行き懸念など複数の要因が重なって投資家心理を圧迫したが、午前に発表された中国の経済指標はそこまで悪くないと受け止められ、過度なリスク回避姿勢は後退したという。
中国が発表した第3・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比6.5%増と、予想の6.6%増を下回った一方、小売売上高は予想を上回った。市場からは「対米貿易摩擦が成長の重しとなる状況は変わらない」(外銀)と、慎重な声も出ていた。
ドル/円
午後3時現在 112.44/46 1.1460/64 128.88/92
午前9時現在 112.18/20 1.1452/56 128.50/54
NY午後5時 112.18/21 1.1452/54 128.49/53
(為替マーケットチーム)