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東京マーケット・サマリー(18日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円後半。海外市場でドルが上昇した流れを受けて、112.74円まで上値を伸ばし、1週間ぶりの高値を付けたが、その後は戻り売りに押されて小幅に反落した。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落。下げ幅は一時200円を超えた。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を受け米金利が上昇し、リスク資産からの資金流出懸念が強まった。為替がドル高/円安に振れたことは支援材料となったが、上海総合指数が2%を超す下げとなり日本株の重しとなった。貿易摩擦による中国景気減速への警戒感もあり、機械、化学、鉄鋼などの景気敏感セクターが売り優勢だった。
東証1部騰落数は、値上がり709銘柄に対し、値下がりが1313銘柄、変わらずが87銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.064%になった。積み期前半で資金調達意欲が弱く、マイナス0.035─マイナス0.085%を中心にやや広いなレンジで取引された。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。新発1年物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.1551%、平均落札利回りはマイナス0.1681%と前回(最高:マイナス0.1318%、平均:マイナス0.1358%)に比べて低下した。
<円債市場>
国債先物中心限月12月限は前日比1銭安の150円18銭と小反落で引けた。9月米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨がタカ派的な内容と受け止められ、前日の米債市場が下落した流れを引き継いだ。売り一巡後に小幅高まで持ち直す場面があったが、日銀が国債買い入れ運営を見直すとの見方から、上値を買い進む動きは見られず、上値の重い展開が続いた。
現物市場は長期・超長期ゾーンを中心に利回りが上昇。無難な20年債入札結果発表後、日銀買い入れへの不透明感から調整売りが出たが、10年0.15%、20年0.7%の節目水準が意識され、利回り上昇余地が小さいとの見方から、小口の押し目買いが観測された。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp上昇の0.150%に上昇した。