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トランプ米大統領、FRB批判を拡大 「最大の脅威」
10月16日、トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)が自身にとって「最大の脅威」との考えを示した。また、パウエル議長以外のFRB当局者についても不満を示した。写真はワシントンのFRB本部。8月撮影(2018年 ロイター/CHRIS WATTIE)
[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)が自身にとって「最大の脅威」との考えを示した。また、パウエル議長以外のFRB当局者についても不満を示した。
放送前に公表されたFOXビジネスニュースとのインタビューの抜粋によると、トランプ大統領は「私にとって最大の脅威はFRBだ」とし、「私が指名した他のFRB当局者の数人についてもあまり満足していないが、大部分は非常に満足している」と述べた。
トランプ大統領は前週、FRBを「異常」、「狂っている」、「ばかげている」、「生意気」などと呼び、FRBの利上げペースは速過ぎると批判した。
パウエル氏はトランプ大統領が指名した議長で、大統領はこれまでに、同氏を辞めさせようとしているわけではないと述べている。パウエル議長を除くFRB理事会メンバー3人のうちクオールズ副議長とクラリダ副議長の2人もトランプ大統領が指名した。
トランプ氏はインタビューで「率直に言って、私は誰も責めていない」とし、「私が(パウエル議長を)指名した。正しいかもしれないし、間違っているかもしれないが、私が指名した」と述べた。
FRBを管轄する米下院金融委員会のヘンサリング委員長(共和党)は、トランプ大統領には「明らかに独自のスタイルがある」とした上で、「大統領が公にFRBを批判したからといって、その独立性がいかなる形でも侵されることはない」との見方を示した。
*内容を追加しました。
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