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東京マーケット・サマリー(15日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の111円後半。日本や中国の株価が下落する中、上値の重さが意識された。ムニューシン米財務長官が13日、今後の通商協議で、日本にも通貨安誘導を防ぐための為替条項を求めていく意向を示したこともドル買い意欲をそいだ。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は大幅反落となった。前週末にムニューシン米財務長官が日本にも為替条項を求める意向を示し、朝方からリスク回避的な売りが先行。安値圏で押し目買いが入り下げ渋る場面もあったものの、大引けにかけて下げ幅を拡大した。
東証1部騰落数は、値上がり223銘柄に対し、値下がりが1852銘柄、変わらずが34銘柄だった。
<短期金融市場> 17時15分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.040%になった。準備預金の積み最終日を迎えて、資金調達意欲がしっかりと示された。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.133%にマイナス幅を拡大。ユーロ円TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.050%の横ばい。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。
<円債市場>
長期国債先物は買い優勢で反発して引けた。ムニューシン米財務長官が通貨安誘導を防ぐための為替条項を日本との新通商協議で求めていくとの見解を示したことが影響して、リスク回避となった。現物債市場では、先物に連動して長期ゾーンの金利が小幅低下したが、他のゾーンは横ばい圏で推移した。あすの5年債入札は新発債ニーズなどで無難に通過するとみられている。