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イタリア予算修正なければリスク拡大の恐れ=欧州副委員長
2018年10月12日(金)00時21分
[ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)執行機関、欧州委員会のカタイネン副委員長は11日、イタリアが予算案を修正しなければ、他のユーロ圏諸国にリスクが広がる恐れがあるとの認識を示した。
イタリアの予算案や、当初市場が示したマイナス反応について記者団に問われ、「状況は非常に脆弱」との見方を示した。イタリアに打撃を与え、他のユーロ圏諸国がリスク拡大に直面する不安定な金融情勢をだれも望んでいないと指摘した。
欧州委がイタリアに、予算案を修正するよう説得工作を続けていると明かした。
「信頼できる成果を得て、イタリアに責任ある行動をとるよう説得を試みることに関心がある」と説明した。
すべてのユーロ圏加盟国は15日までに、来年の予算案をEUに提出する必要がある。財政規律違反が判明すれば、欧州委がイタリアの予算案を拒否する可能性もある。
カタイネン氏は「安定を維持するのに遅過ぎることはない。イタリアの成長持続を確実なものにするのに遅過ぎるということはない。イタリアの公的財政が信頼に足る方向にあると示すことはまだ可能だ」と訴えた。
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