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独ダイムラー、次期CEOに初の外国人 ツェッチェ氏は監査役会会長に
9月26日、独自動車大手ダイムラーは次期最高経営責任者(CEO)にスウェーデン人でメルセデス・ベンツ・カーズの開発責任者のオラ・カレニウス氏(49)を任命したと発表した。ベルリンで4月撮影(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[フランクフルト 26日 ロイター] - 独自動車大手ダイムラー
カレニウス氏は2019年にCEOに就任する。現CEOのディーター・ツェッチェ氏は2021年に監査役会会長に就任する見通し。この人事は株主の承認を必要とする。
現監査役会会長のマンフレート・ビショフ氏は声明で「ディーター・ツェッチェ氏を監査役会会長に任命することで、ダイムラーの成功の持続が確実となる。オラ・カレニウス氏については、国際経験を持つ、認められたダイムラーの取締役を(CEOに)任命した」と述べた。
ダイムラーにとって、ドイツ人以外の人物をCEOに据えるのは初めて。
自動車業界は、自動運転車の開発でハイテク企業との競争に直面している。
ダイムラーによると、ツェッチェ氏は2019年の年次株主総会終了をもって取締役会会長およびメルセデス・ベンツ・カーズの統括責任者からも退く予定。
カレニウス氏の後任には、メルセデス・ベンツ・カーズの生産部門責任者のマルクス・シェファー氏が就く。
ツェッチェ氏は、カレニウス氏のCEO任命について、「ダイムラーでさまざまな職責を担うなかで、わたしのみならず、幅広い社員から認められる存在となった。彼は貴重な国際的視点も提供してくれる」と述べた。