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サントリービール、PB商品の製造受託をする気はない=社長
2018年09月21日(金)19時57分
[東京 21日 ロイター] - サントリービールの山田賢治社長は21日、ロイターのインタビューで、流通企業などのプライベートブランド(PB)の製造受託(OEM)について「やる気は全くない」と否定した。同社は、セブン&アイ・ホールディングス <3382.T>との共同開発商品として、両社のロゴが入った「ザ・ブリュー」を展開しているが、自社のロゴが入らない、OEM供給は行っていない。
山田社長は「自社ブランドでなければ、ビール会社としての思いを入れられない。オーナーが自社で、われわれの考えを反映し、商品をコントロールできなければやらない」と述べた。
キリンビールは、今年6月からイオン <8267.T>のPB「バーリアル」を受託製造している。同社は、この受託製造分を含めて統計を発表しており「8月のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)市場は0.4%増となり、6―8月の累計も2010年以来8年ぶりにプラスで着地した」と発表。しかし、 昨年は韓国で製造されていて「バーリアル」が統計に含まれていなかったことから、サントリーは、これらOEMを除外して発表しており、8月は前年比2%減、1―8月は4%減だったとしている。
(清水律子)
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