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サッポロ、9年ぶりに中国市場に再参入 2022年に100万ケース目指す

2018年09月20日(木)15時39分

 9月20日、サッポロビール(東京都渋谷区)は、中国向けの輸出を10月から再開すると発表した。2011年2月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 20日 ロイター] - サッポロビール(東京都渋谷区)は20日、中国向けの輸出を10月から再開すると発表した。世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブに販売を委託し、2022年には100万ケース(大瓶20本換算)の販売を目指す。

北米・アジア・欧州等の市場で販売している「サッポロプレミアムビール」を投入する。生産は、ベトナム工場で行う。11月上旬に上海や北京など中国沿岸部を中心とした都市部で発売する。同社とABIの現地法人が総代理店契約を結んだ。

中国で発売する商品の店頭価格は、330ミリリットル入りの瓶で約10元(約160円)で、約5元の現地の標準的なビールに比べて高級な商品となる。中国は、世界最大のビール消費国。足元で前年比伸び率はマイナスとなっているものの、プレミアム市場は大きく伸長しており、今後も拡大が見込まれるという。

サッポロは2009年に中国市場から撤退していた。

*写真を差し替えて再送します。

(清水律子)

ロイター
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