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ネット通販の独ザランド、通期見通しを再び下方修正
9月18日、ドイツの衣料ネット通販大手ザランドは、2018年通期のガイダンスを再び下方修正した。夏季の厳しい暑さや秋冬シーズンへの切り替えの遅れが売上高の伸びと利益の重しとなったという。写真はベルリンで2014年10月撮影(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツの衣料ネット通販大手ザランド
夏物在庫のディスカウントなども収益性を圧迫していると説明した。
ザランド株は10%安で取引を開始する見込み。
ザランドは17日夜、通期の売上高の伸びは目標レンジである20─25%の下限付近を見込むと発表。これまでの予想では同レンジの下半分とされていた。
通期の利払い・税引き前利益(EBIT)については、1億5000万─1億9000万ユーロ(1億7500万─2億2200万ドル)を見込むと発表。これまでのガイダンスは2億2000万─2億7000万ユーロの下限とされていた。
同社は8月7日、厳しい暑さを背景に見通しを下方修正していた。
9月末までの第3・四半期については、売上高の伸びと調整後EBITが、アナリスト予想(19.8%とマイナス200万ユーロ)を大幅に下回るとの見通しを示した。
ただルビン・リッター共同最高経営責任者(CEO)は、ザランドの成長見通しは変わらないとし、「市場環境は厳しいものの、投資を続け、2020年までに事業を2倍に拡大するという目標に引き続き注力している」と述べた。
第3・四半期決算は11月6日に発表する予定。