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日産、大坂なおみ選手をブランドアンバサダーに起用
９月１３日、日産自動車は、新しいブランドアンバサダーとして、プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手（２０）が就任したと発表した。写真は日産との契約書への署名式を終えた大坂選手。写真は横浜で撮影（２０１８年 ロイター／Toru Hanai）
［横浜市 １３日 ロイター］ - 日産自動車<7201.T>は１３日、新しいブランドアンバサダーとして、プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手（２０）が就任したと発表した。大坂選手は８日（現地時間）の全米オープンテニスのシングルス決勝で元世界ランキング１位のセリーナ・ウィリアムズ選手（３６）を破り、日本のテニス史上初めてテニス四大大会のシングルス優勝を果たした。
大坂選手は１３日早朝、米国から日本の羽田空港に凱旋したばかり。日産は同日１１時から本社（横浜市）でブランドアンバサダー就任式を開いた。
星野朝子専務は、大坂選手を起用した理由について「幼いころから世界の頂点を目指してトッププレーヤーたちと熱戦を繰り広げるグローバルプロテニスプレーヤーとしての大坂選手の姿」と、ゼロ・エミッションと交通事故による死亡・重傷者数ゼロという「２つのゼロ社会を実現しようとする日産のスピリッツとは共通する」と説明。
さらに、大坂選手はテニス界で、電気自動車（ＥＶ）を他社に先駆けて強化してきた日産は自動車の世界で、ともに「『ゲーム・チェンジャー』であるという共通点があると確信した」と強調した。
大坂選手も「ＥＶや自動運転で車の歴史を変えようとチャレンジしている日産の姿勢にとても共感している。私も世界女王を目指してチャレンジすることで女子テニスの歴史を変える存在になれたらと思う」と語った。大坂選手は今後３年間、国内外で日産のＣＭや広告、イベントなどで活躍する。
大坂選手は「私の父がずっと日産車を運転していた。（ブランドアンバサダー就任は）すごく嬉しい」と述べた。大坂選手の父はミニバン「クエスト」を運転していたという。日産で好きな車は「ＧＴ―Ｒ。速い。白いの（が好き）」と答えると、星野専務は「差し上げましょう」と贈呈を約束。大坂選手は、ＧＴ―Ｒに乗って「練習に行きます」といい、「年末までに頑張ってトップ５に入りたい」と意気込みも見せた。
大坂選手は８月にシチズン時計のブランドアンバサダーに就任したばかり。所属は日清食品ホールディングス<2897.T>と契約。ウェアやシューズなどでアディダス
日産の日本におけるブランドアンバサダーは、これまで通りミュージシャンの矢沢永吉さんが続ける。
＊内容を追加しました。
(白木真紀)
