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日経平均は9日ぶり小反落、中国指標支えに一時プラス圏

2018年08月31日(金)16時13分

 8月31日、東京株式市場で日経平均は9日ぶり小反落となった。朝方は貿易戦争に対する懸念から主力大型株の売りが先行。下げ幅は一時190円を超えた。写真は都内で昨年9月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は9日ぶり小反落となった。朝方は貿易戦争に対する懸念から主力大型株の売りが先行。下げ幅は一時190円を超えた。その後、中国の8月製造業PMIが市場予想を上回ったことで世界景気に対する懸念が後退。午後はプラス圏に浮上する場面もあった。

TOPIXは小幅続落。東証1部の売買代金は指数連動型ファンドのリバランス需要などが加わり、2兆4085億円となった。業種別では医薬品、精密機器、サービスが堅調だった一方、石油・石炭製品、保険、鉄鋼などが売られた。

トランプ米大統領が、来週のパブリックコメント期間終了後、2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税を発動させる可能性があるとの見方から米株は下落した。ただ、「高値圏を維持する中で利益確定のきっかけになっただけ。市場はそれほど深刻には受け止めていない」(東洋証券のストラテジスト、大塚竜太氏)との指摘もあった。

中国の経済指標が堅調だったこともあり、後場は下値の堅さが意識された。「今晩の米株が反発するのではないかとの思惑から買い戻しが優勢となった」(国内証券)が、2万3000円に近づくと戻り売りが出て上値を抑えた。

個別銘柄では、30日に自社株買いの実施を発表したフォスター電機<6794.T>が大幅続伸。東証1部で値上がり率トップとなった。一方、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>も30日発表した中国のIT大手テンセントグループとの戦略提携が材料視され大幅続伸となった。

東証1部の騰落数は、値上がり736銘柄に対し、値下がりが1253銘柄、変わらずが115銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22865.15 -4.35

寄り付き    22733.25

安値/高値   22678.03─22890.61

TOPIX<.TOPX>

終値       1735.35 -3.79

寄り付き     1728.13

安値/高値    1726.98─1739.88

東証出来高(万株) 130302

東証売買代金(億円) 24085.94

ロイター
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