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日経平均は反落、売買代金は今年2番目の低水準 

2018年08月20日(月)15時49分

 8月20日、東京株式市場で日経平均は反落した。米中貿易問題の週内のイベントを見極めたいとの心理が働き、午後にかけて様子見ムードが広がった。東証1部の売買代金は2兆円を下回り、今年2番目の低水準。出来高も今年2番目の少なさだった。写真は都内で2015年8月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。米中貿易問題の週内のイベントを見極めたいとの心理が働き、午後にかけて様子見ムードが広がった。東証1部の売買代金は2兆円を下回り、今年2番目の低水準。出来高も今年2番目の少なさだった。

TOPIXは反落。セクター別では、その他製品、不動産、パルプ・紙などが買われた一方、非鉄金属、倉庫・運輸関連、金属製品などが売られた。

前週末の米国市場でのハイテク株の上値の重さが意識される中、半導体関連が軟調に推移。午前は日経平均の下げ幅は一時100円を超えた。その後、中国株高を横目に下げ渋ると、午後は積極的な売買が手控えられた。後場に限れば日経平均の値幅は約59円程度にとどまった。

市場では「例年、お盆休み明けのこの時期は売買が盛り上がらないことが多いが、今年は米中の160億ドル分の報復関税発動やジャクソンホール会議もあり一層動きづらくさせている」(SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が大幅安。東証1部で値下がり率トップとなり、日経平均を1銘柄で約48円押し下げる要因となった。同社は17日、伊藤忠商事<8001.T>子会社による株式公開買い付け(TOB)の結果を公表。買い付け予定数の上限の約2.6倍の規模の応募があった。前日の株価上昇の反動に加え、「一部では当選できなかった投資家による処分売りも出ている」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり482銘柄に対し、値下がりが1550銘柄、変わらずが71銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22199.00 -71.38

寄り付き    22267.07

安値/高値   22150.75─22288.31

TOPIX<.TOPX>

終値       1692.15 -5.38

寄り付き     1692.74

安値/高値    1688.38─1697.03

東証出来高(万株) 98322

東証売買代金(億円) 16766.59

ロイター
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