ニュース速報
ビジネス
トルコ危機で新興国通貨への売り膨らむ ユーロも軟調=NY市場
8月13日、ニューヨーク外為市場では、トルコリラの下げが続く中、新興国通貨への売りが膨らんだほか、ユーロも軟調となった。トルコリラ(2018年 ロイター/Murad Sezer)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、トルコリラの下げが続く中、新興国通貨への売りが膨らんだほか、ユーロも軟調となった。トルコリラは対ドル
新興国通貨では、南アランド
市場では、トルコと米国の関係悪化に加え、エルドアン大統領が経済への統制を強めていることなどへの不安は根強いものの、他の新興市場危機と比べると相場への影響はそれほど大きくないとの指摘が聞かれる。
レイモンド・ジェームズ(テネシー州)のシニア市場ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は「引き続き注視が必要な状況ではあるが、リスク市場での損失はそれほど膨らまずに済むのではないか」と述べた。
欧州銀が抱えるトルコへのエクスポージャーが心配される中、ユーロが軟調となる一方、質への逃避から円やスイスフランには買いが入った。
EBSのデータによると、ユーロ/ドル
ドルは対円
株価も世界的に下落し、MSCI世界株価指数<.MIWD00000PUS>は1カ月ぶりの安値を付けた。
ドル/円 NY終値 110.71/110.75
始値 110.37
高値 110.93
安値 110.31
ユーロ/ドル NY終値 1.1408/1.1410
始値 1.1377
高値 1.1433
安値 1.1372