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欧州市場サマリー(13日)
[13日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落。トルコの通貨危機が引き続き、世界的に相場の重しとなっている。こうした中、買収提案を受けた保険のEシュア
トルコ行きのパックツアーを提供しているドイツの旅行大手TUI
金融株も売られた。トルコでの危機を受けその他の新興国市場も不安視され、南アフリカランド
<欧州株式市場> 続落。トルコの通貨危機を受けて、同国へのエクスポージャーがある銀行株が不安視された。ドイツの製薬・化学大手バイエル
バイエルは10.3%急落。6月に買収した米種子・農薬大手モンサント製の除草剤の発がん性を巡る訴訟で、米裁判所がモンサントに損害賠償の支払いを命じたことが嫌気された。バイエルが重しとなりドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は0.53%低下した。
銀行株指数<.SX7E>は1.78%低下した。取引時間中は2016年12月以来の低水準をつける局面もあった。スペインの銀行BBVA
<ユーロ圏債券> イタリアの政治情勢を巡る先行き不透明感が払しょくされない中、イタリア国債と独連邦債の利回り格差が5月下旬以来の水準に拡大した。トルコ問題の波及懸念もこうした動きの加速に寄与している。
トルコリラや南アフリカランドが急落するなど新興国市場が荒れる中、安全資産としての独連邦債に対する需要が高まり、独10年債
イタリア国債はこの日もアンダーパフォーム。政府要人から矛盾する発言が出ていることに加え、イタリアの銀行のトルコへのエクスポージャーを巡る懸念が重しとなっている。前週10日には英フィナンシャルタイムズ(FT)紙が欧州中央銀行(ECB)が域内銀行のトルコへのエクスポージャーを懸念していると報道。市場で懸念が高まっていた。
イタリア2年債
こうした中、イタリアとドイツの10年債利回り格差は一時280bpに拡大。取引終了時点では278bpにやや戻した。5月下旬以来の高水準となる。前週10日は268bp。月初からは約47bp拡大している。
高リスク資産と見なされるユーロ圏周辺国国債は売られ、スペイン10年債
ただギリシャ10年債