ニュース速報

ビジネス

イタリア市場、8月に投機筋が攻撃する見込み=政府当局者

2018年08月13日(月)09時08分

 8月12日、イタリア連立政権を構成する極右政党「同盟」の幹部、ジャンカルロ・ジョルゲッティ氏は現地紙リベロとのインタビューで、イタリア市場は今月、投機筋の攻撃対象になる可能性が高いが、同国には防衛するための原資があると語った。写真はイタリア国旗。ローマで5月撮影(2018年 ロイター/Tony Gentile)

[ローマ 12日 ロイター] - イタリア連立政権を構成する極右政党「同盟」の幹部、ジャンカルロ・ジョルゲッティ氏は12日付の現地紙リベロとのインタビューで、イタリア市場は今月、投機筋の攻撃対象になる可能性が高いが、同国には防衛するための原資があると語った。

首相府次官を務めるジョルゲッティ氏は「(イタリア市場への)攻撃を(8月に)見込んでいる」と指摘。「運用益に飢えた投機ファンドは標的を見つけては攻撃する。夏は出来高が少なく、特定の国に対して攻撃的な行動に出る基盤を作りやすい。トルコが良い例だ」と述べた。

市場では、同盟と反体制派「五つ星運動」との連立政権が掲げる大規模な歳出拡大計画によってイタリアの債務が膨らみ、欧州連合(EU)の財政ルールを守れなくなるとの懸念があり、同国資産はここ数週間、圧迫されている。

ジョルゲッティ氏は「(市場に)嵐が到来すれば、われわれは傘を広げる。イタリアは大きな国で、高水準な民間貯蓄などのおかげで、対応するための原資がある」と強調した。

一方、ミラネージ外相は11日付の現地紙イル・フォリオとのインタビューで、トルコリラの急落は、イタリアがユーロ圏加盟国にとどまることの重要性を示していると指摘。「ユーロは好ましくないのではないかとの疑念を引き続き抱いている人たちは、トルコで現在起きていることを注意深く考慮に入れる必要がある」と語った。

ミラネージ氏はどの政党にも所属していない。

同氏の見解には同盟のチーフ・エコノミスト、クラウディオ・ボルギ氏が反論。12日に現地紙ラ・ベリタに対し、「ユーロについては、安定していると思い込んで安心せず、懸念する必要がある」と強調。欧州中央銀行(ECB)が計画する量的緩和の終了はイタリアに大きな打撃を与える可能性があると警告した。

「新たな(市場の)保証制度を確立するか、それができなければプランB(代替策)を準備する必要がある」と指摘。ユーロ圏離脱が念頭にあるとみられる。「イタリアの(貿易収支)は既に黒字だ。自国の通貨があれば、特大の黒字になる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

米共和党予備選、注目州のウィスコンシンとミネソタで

ワールド

トルコ裁判所、米国人牧師の釈放を拒否=弁護士

ビジネス

中国の成長目標、貿易戦争あっても確実に達成 債務抑

ワールド

マルタに難民救助船が寄港へ、EU5カ国が難民受け入

MAGAZINE

特集:奇才モーリー・ロバートソンの国際情勢入門

2018-8・14号(8/ 7発売)

日本とアメリカ、世界の知られざる針路は── 異能のジャーナリストによるホンネの国際情勢解説

※次号は8/21(火)発売となります。

人気ランキング

  • 1

    亡くなった人の気配を感じたら......食べて、寝て、遊べばいい

  • 2

    死後世界も霊魂もないなら何をしてもいい──を実行した人がいた

  • 3

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 4

    子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう…

  • 5

    性的欲望をかきたてるものは人によってこんなに違う

  • 6

    中国大手32社が「不審死&経営難」海南航空と同じ運…

  • 7

    「トランプが大豆産業を壊滅させた」──悲鳴を上げる…

  • 8

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、…

  • 9

    「俺たちが独り身の理由」、米版2ちゃんで聞いた結果

  • 10

    サーモンを愛する「寿司男」から1.7mのサナダムシ発見

  • 1

    子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう見ていられない」と研究者

  • 2

    ウェスト81センチの巨漢ネコ、パーフェクトボディ目指し監視下に置かれる

  • 3

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、被害続発する事情とは

  • 4

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 5

    亡くなった人の気配を感じたら......食べて、寝て、…

  • 6

    イルカとクジラのハイブリッドを確認、世界初

  • 7

    「乱交」で種の境界を乗り越えるサル

  • 8

    人類史上最も残虐な処刑は「首吊り、内臓えぐり、仕…

  • 9

    「いっそ戦争でも起きれば」北朝鮮国内で不気味な世…

  • 10

    サーモンを愛する「寿司男」から1.7mのサナダムシ発見

  • 1

    アマゾンのジャングルに1人暮らす文明と接触のない部族の映像を初公開

  • 2

    子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう見ていられない」と研究者

  • 3

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、被害続発する事情とは

  • 4

    人類史上最も残虐な処刑は「首吊り、内臓えぐり、仕…

  • 5

    インドの性犯罪者が野放しになる訳

  • 6

    怒りの僧侶、高野山への外国人観光客にナナメ上の対…

  • 7

    「何か来るにゃ...」 大阪地震の瞬間の猫動画に海外…

  • 8

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 9

    イルカとクジラのハイブリッドを確認、世界初

  • 10

    実在した...アレクサに怒鳴る男 絶対にお断りした方…

資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
メディアプロモーション局アルバイト募集
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

特別編集 ジュラシックパークシリーズ完全ガイド

絶賛発売中!