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日銀、10日は通常のETFを703億円買い入れ 8月で初
2018年08月10日(金)18時42分
8月10日、日銀が公表したデータによると、同日の東京株式市場で通常のETF(上場投資信託)を703億円買い入れた。2016年9月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日公表したデータによると、同日の東京株式市場で通常のETF(上場投資信託)を703億円買い入れた。前場のTOPIX<.TOPX>は前日比0.56%安。8月に入って初めての買いとなった。
市場では「TOPIXが0.31%安だった前日に続き、きょうも(ETF買いが)入らなければ、ステルステーパリングが始まったのかとの疑いが出るところだった」(外資系証券)との声が聞かれた。
日銀は7月30、31日の金融政策決定会合で「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定。政策金利のフォワードガイダンスを導入する一方、操作対象の長期金利の変動幅拡大を打ち出したほか、ETFについても年間6兆円の目標は維持する一方で、「市場の状況に応じて買い入れ額は上下に変動しうる」とした。
日銀は10日、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETFも12億円買い入れた。
(伊賀大記)
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