ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は続落、円高と半導体株安が響く

2018年08月10日(金)11時55分

 8月10日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比104円06銭安の2万2494円33銭となり続落した。写真は東京証券取引所で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比104円06銭安の2万2494円33銭となり続落した。8月限オプションSQ(特別清算指数)算出に伴う波乱がなく、小反発で始まったが、買い材料は乏しく、寄り後まもなく下げに転じた。日米の閣僚級通商協議に対する警戒感が強く、為替が1ドル110円台後半まで円高に振れると日経平均も下げ幅が拡大した。米半導体関連株が売られた流れを引き継ぎ、東京エレクトロン<8035.T>などの半導体株が下落したことも響いた。

TOPIXは0.56%安で午前の取引を終了。東証1部の前場の売買代金は1兆0601億円だった。セクター別では鉱業が下落率トップ。不動産、保険、金属製品なども軟調だった。上昇したのは石油・石炭、水産・農林、ゴム製品、輸送用機器など6業種にとどまった。市場では「4―6月期の企業業績は悪くないが、素材などを中心に関税引き上げ前の駆け込み需要でかさ上げされた面もある。米通商政策などに対する先行き不安で上値を買いにくい」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり645銘柄に対し、値下がりが1368銘柄、変わらずが88銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米指標やFRB高官発言受け

ビジネス

ネットフリックス、第1四半期加入者が大幅増 売上高

ビジネス

米国株式市場=ほぼ横ばい、経済指標と企業決算に注目

ビジネス

USスチール買収計画の審査、通常通り実施へ=米NE
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 6

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 9

    ヨルダン王女、イランの無人機5機を撃墜して人類への…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中