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NY市場サマリー(9日)
[9日 ロイター] - <為替> 薄商いの中、ドルがほとんどの主要通貨に対し上昇した。貿易摩擦や堅調な米経済が引き続きドルを下支えするとみられている。
英ポンド
ドル指数<.DXY>は0.4%高の95.454。先月19日には年初来高値の95.652を付けたが、それ以降は95.5の水準を大きく超えていない。
米中貿易戦争や英EU離脱の先行きなど地政学的な緊張を巡る懸念から、円は対ドルで上昇した。
トルコリラは対ドルで最安値を更新。前日終値から約2.5%下落した。米国との関係改善を目指し、トルコ政府代表団が米当局者と会談したが進展はなかった。
またロシアルーブル
<債券> 国債利回りが低下した。財務省がこの日実施した180億ドルの30年債入札が平均的な需要を集めたことで、国債発行額の一段の増加が見込まれる中でも米国債への需要が存在していることが確認されたことが背景。
財務省はこの日の30年債入札で、今週の四半期定例入札(クオータリー・リファンディング)を締めくくった。
市場関係者は、今回の入札結果は極めて良好とは言えないものの、流通市場での買いを触発するに十分なほどには堅調だったとの見方を示している。
午後の取引で米10年債
<株式> S&P総合500種<.SPX>とダウ工業株30種<.DJI>が下落。アップル
テスラ
アップルは0.8%高、アマゾンは0.6%高。
セクター別ではエネルギー株<.SPNY>の下げが目立った。オクシデンタル・ペトロリアム
半導体銘柄も、モルガン・スタンレーが米半導体業界の投資判断を引き下げたことを嫌気して売られた。
ドラッグストアチェーンのライト・エイド
<金先物> 薄商いの中、ドル高・ユーロ安の進行などが重しとなって小反落した。中心限月12月物の清算値は前日比1.10ドル(0.09%)安の1オンス=1219.90ドル。 米中間の「貿易戦争」に関連した目新しい材料もなく、値動きの乏しい「夏枯れ相場」が続いた。
<米原油先物> 米中の貿易摩擦激化への懸念などを背景に売りが優勢となり、小幅続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比0.13ドル(0.19%)安の1バレル=66.81ドル。10月物は0.11ドル安の66.14ドル。