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三菱UFJMS、相場操縦で国債特別資格1カ月停止へ=政府筋

2018年07月13日(金)18時47分

 7月13日、財務省(写真)は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に与えている国債入札時の特別資格を1カ月間停止する方針を固めた。2011年8月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 13日 ロイター] - 財務省は13日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に与えている国債入札時の特別資格を1カ月間停止する方針を固めた。複数の政府筋が明らかにした。長期国債の先物取引で同社職員が不正に価格を操作したのに伴う措置で、非価格競争入札などへの参加を認めない。

停止対象となるのは国債の特別資格機関(プライマリー・ディーラー、PD)に通常の国債入札で応札義務を課す見返りに、有利な価格で国債を追加購入できる第1、第2非価格競争入札。

今回の措置で三菱モルガンはいずれの入札からも除外され、入札時の再購入が一時的に出来なくなる。非価格競争入札と併せて流動性供給も対象とし、今月18日から適用する方向だ。きょうにも発表する。

PDへの処分を巡っては、検査忌避で金融庁から業務停止命令を受けたUFJ銀行(当時)に対し、同行の特別資格を2004年10月から3カ月間停止した経緯がある。

三菱モルガンは内部管理体制の強化策などを近く打ち出す見通しで、PD資格そのものは返上しない。PDとしての応札・落札義務は今後も維持されるため、18年度の国債発行計画にも影響しない。

*内容を更新しました。

(山口貴也)

ロイター
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