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米失業保険申請件数、2カ月ぶりの低水準
[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した7日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万8000件減の21万4000件と、5月上旬以来、2カ月ぶりの少なさだった。市場予想の22万5000件を下回った。労働市場が引き続き好調であることを示す。
前週の数字は当初発表の23万1000件から23万2000件へ改定された。
前週は水曜日が独立記念日の祝日だったため、季節調整の計算に狂いが出た可能性があり、今回の申請件数が大幅に減った要因となったとも考えられる。
労働省によると、メーン州とハワイ州は推計値だった。
週ごとの変動をならし情勢をより正確に反映するとされる4週移動平均は1750件減の22万3000件だった。
6月の雇用統計では景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から21万3000人増加した。失業率は5月の3.8%から4.0%へ上昇したものの、求職者が増えたことによるもので、労働市場への信頼の表れだ。労働市場は最大雇用状態に近いか、最大雇用に達しているとみなされている。熟練労働者が不足する中で解雇率は低い水準を保っている。5月の求人件数は660万件に上った。
2週間以上手当を受けている失業保険受給者の総数は、6月30日までの週で3000件減の173万9000件だった。4週移動平均は9500件増の172万8500人だった。